関厚夫作「紅と白」〜高杉晋作伝 (産経新聞 朝刊に連載中)

 先月(平成24年(2012年) 10月)から 産経新聞朝刊で連載が始まった
幕末の長州藩の志士 高杉晋作が主人公の歴史小説「紅と白」を毎朝たのしみに読んでます。

(ちなみに9月までは裁判官の物語である黒木亮作「法服の王国」が連載されてました)

 高杉晋作は 吉田松陰先生松下村塾に入塾し めきめきと才能を表します。
松下村塾には多くの秀才が育ちました。
高杉晋作と共に「識の高杉、才の久坂」「松下村塾の双璧」と呼ばれた秀才 久坂玄瑞
この二人に吉田稔麿を加えて「松陰門下生の三秀」といい、
さらにこの3人に入江九一を加えた4人は「松下村塾の四天王」と呼ばれました。

 これら高弟の多くは維新の途中で倒れ、
また吉田松陰先生自身も安政の大獄で
辞世の句「身は たとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも  留め置かまし大和魂」
を残して刑死してしまいます(時に松陰30歳。真知宇が国を想い(?)出馬したのと同じ歳ですね)。

 高杉晋作も、奇兵隊を組織し、四境戦争で幕府軍を打ち破った後に病死します。
辞世の句は「面白き 事も無き世を面白く 住みなすものは心なりけり」。

 しかし松下村塾の弟子である伊藤博文、山県有朋らによって明治維新は進んでいきます。

ちなみに桂小五郎(のちの木戸孝允)は、長州藩の藩校である明倫館で吉田松陰の教えは受けているものの、松下村塾生ではないようです。
松下村塾生ではないものの、長州の井上馨や大村益次郎、薩摩の西郷隆盛や 土佐の坂本龍馬ら維新の志士らも 登場してくるはず。

 久々に新聞小説にハマってます♪



ちなみに学生時代に買った、学研まんが人物日本史 幕末・維新の風雲児「高杉晋作」



ついでにアンクロサイペディア(八百科事典・バ科辞典)における高杉晋作

文章置場へ戻る

真知宇の部屋トップページへ