●テレビ朝日系「東リ・パネルクイズ・アタック25」の筆記突破


アタック25の1次筆記試験は一応突破。
しかし、面接試験で落ちたかも知れないし、
仮に面接合格でも、多分 点数が低いギリギリの合格なので
出場できるかどうか分からない・・・・。

番組中に案内されていた出場者募集へ応募ハガキを出したのだが
2ヶ月ほどして忘れかけた頃に予選実施の案内ハガキが送られてきた。
案内ハガキに書いてあった予選開始の時間は、14時30分。
午後1時40分には大阪に着き梅田北西の大淀方面へと歩く。
テレビ朝日(ABC)に着いたのは、午後2時ごろ。
1階守衛室の前に
「アタック25予選はこちら、2列にお並びください」
と立て札があり、何人か並んでいたので
大学図書館から借りてきたマンガ「法律の抜け穴 3巻
〜男と女のバトル編(自由国民社)」を立ち読みしながら待つ。
あとから、続々と人が並んでくる。その数は70人〜80人くらい。

14時30分になると、女性の係員の人がやってきて
番号のついた「入館証」を配りだす。
(これが無いとテレビ局内へ入れてもらえない)
みんなに渡されると、女性係員が
「アタック25予選に参加される皆さんはついて来て下さい。
ハガキをお手にお持ちください」
と言い、局内へ入って行く。みんなゾロゾロとついて行く。

守衛室の前を抜ける。入口の右側に何か変な(身分確認用?)機械あり、
テレビ朝日内の労組?などのビラの貼られた壁の横を過ぎ、
1Fのトイレの前を過ぎ、楽屋の前「笑福亭○○様」
「○○××様」などと芸能人等の名前が書かれた部屋の前を通り過ぎ、
ロビーでエレベーターが降りてくるまで少し待つ。
エレベーターは一気に全員が乗れる数ではないので
何組かに分かれて乗る。
7階へ上り、予選の筆記試験の部屋へ。
部屋に入る時に 部屋の横で係員が 家へ送られて来た「予選案内ハガキ」を回収。

部屋に入ると、男性は左へ、女性は右へと分けられ
机に詰めていく。(女性のほうが人数が圧倒的に少なく
かつ、テレビ局側も女性をある程度出演させたいらしいため、
出場するなら女性有利である)

真知宇はかなり前方集団に並んでいて、かつエレベーターでの
乗り降り時に 並んでいた順番が逆転していたため
受験番号「02」番の席になってしまった。
机の上には「アタック25」のロゴの入ったペンが置いてあり、
プロフィール用紙が置いてある。
全員が入ると、女性係員の人が前に出てきて、
「みなさん、アタック25の予選に応募して頂き有難うございます」
「さて、今から、プロフィール登録用紙に記入していって下さい」
「お手元にペンがあると思います、そのアタック25のペンは
お持ち帰り頂いて結構です」などと言い、記入について説明しだす。
登録用紙には「氏名(ふりがな)」「住所」「生年月日(年齢)」
「連絡先(自宅電話番号・携帯PHS)」
「所属している職場・大学名(学部・学科・学年)」
「所属しているサークル・クラブ・団体名」
「得意なジャンル」「嫌いなジャンル」「自己アピール」
「写真欄」「過去のクイズ番組の出場経験の有無・有の場合の番組名」などがある。

記入を終えて、部屋の周りを見渡す。
一列に12人いるのを確認し、それが6列いるので
予選参加者の総数は72人。この内、何人が
本選に出場できるのか・・・・。女性は右端のほうに
少しだけいる。

登録用紙が回収され、試験問題が裏向けに横から
回されてくる。
女性係員:「これから、みなさんに予選の問題を
解いてもらいます、時間は30問を8分です」

真知宇は ここで単純計算。30問を8分でということは、
30問を480秒、1問あたり平均16秒で解けということか・・・・。

女性係員:「なお答案中の答えで日本人の名前は、フルネームで書いて下さい。
例えば、『アタック25の司会者は誰か?』という問題があれば
『児玉清』と答えて下さい、児玉だけではバツにさせていただきます。
外人の名前は、フルネームでなくても正解にします」


そして突如「用意、始めっ」
真知宇あわてて、腕時計で今3時2分であることを確認して
試験用紙を裏返し、受験番号「02」名前「○○○ 真知宇」を
記入して、試験に臨む。

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<試験問題:30問>
(どんな問題だったか、かなり忘れてしまった)

●隣人が・・・羨ましいことを、「隣の花は何という?」
→(隣の花は)赤い

●太平洋に面し、3県にまたがる日本最大の半島は?
→紀伊半島

●1184年2月、源義経と源範頼が平家と戦ったのを
地名を取って、何の戦いという?
→一の谷の戦い?(真知宇、よく分かんない)

●アメリカ独立戦争時にも活躍し、雷が電気であることを
確認した人は誰?
→ベンジャミン・フランクリン

●1888年に出来た、天皇の最高顧問機関で・・(忘れ)・・・・
初代に伊藤博文がなった政治機関は?
→枢密院

●藤原○智子?、○川○美?、○田△△に共通する職業は?
→?(真知宇 分からず白紙)
あとで女友達に聞くと、たぶん藤原美智子のことで職業は
「メークアップアーティスト」でしょうとの答え。
これは男性が答えられなくてもしょうがない。

●中央省庁再編で1府何省になる?
→12省庁?

●現在5000円札に描かれている人物は?
→新渡戸稲造

●上半身にあるにも関わらず、「足」の字がつく
体の部位は?
→?(真知宇 分からず白紙)

●昭和36年?に、○川○子が歌い、現在 井上陽水が
歌ってヒットした曲は?
→?(真知宇 分からず 白紙)

●斧形の真ちゅう製か銅製の・・・・・をバチでたたく
オーケストラに使う楽器の名前は?
→(真知宇分からない、適当に)コントラバス(と書いておいた)

●インドネシアの首都ジャカルタのある島の名前は?
→ジャワ島?(スマトラ島のほうだったかな?)

●「異邦人」「ペスト」などを書いた作家は?
→カミュ?

●地球の地殻と核の間にあり、・・・地球の80%?を
占めるのは?
→マントル?

●日本の戦後の総理大臣で、森首相以外に、
名字が漢字一文字なのは誰?
→岸 信介

●○○△△氏制作で・・・・、公開するのに話題を呼んだ
映画の名前は?
→バトル・ロワイアル

●津軽地方に吹く、日本海からの冬の季節風を何という?
→やませ




・・・その他、答えられなかった、「芸能問題」「ことわざ問題」
が あったと思うんだけど、問題自体を忘れてしまった・・・。
社会系の問題で多少の点は稼いだが・・・。

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問題を見直したり推敲する暇も無かった。
最後の問題30問目を書き終わったあたりで
「やめっ」「書くの止めてください」
「裏を向けて下さい、回収にいきます」
と言われる。(すぐに裏を向けさせられる、おかげで上記のように
30問全部がどんな問題だったか思い出すことさえ出来ない・・)

試験用紙が回収され、「採点してきますので、みなさん
そのままお待ちください、トイレは出て右を曲がった所です」
と言い、係員ら4人は部屋から出て行く。
トイレに立つ者、見知らぬ者同士話し合う者、
友人同士で話している者(後で分かったことだが、立命館大学
クイズ研究会生)など、いろいろいた。
真知宇も落ち着かないけれども、部屋の窓辺へ行って
7階の窓から新大阪方面の方を眺めたり、イスに戻って
先ほどのマンガ「法律の抜け穴」を読んだりする。

10分ほどして、番組スタッフら4人が戻ってきた、
プロフィール用紙と答案用紙のセット(合格者分)を10枚ほど
持っている。

女性係員:「みなさんお疲れ様でした、筆記試験に合格された
方のお名前 呼んで行きますので、それらの方は残って下さい。
他の方は残念ですが今回はお帰りください。またチャレンジ下さい」

女性係員「それでは、名前 呼んで行きまーす」「11番○○さーん」
男性スタッフ「呼ばれた方は手を挙げて返事してくださいね」
真知宇は自分の受験番号「02番」が抜かされたので
不合格だと思い、帰る準備をしようとカバンに手をかけた
その時、

「2番、○○○(真知宇の名字)さーん」

呼ばれた♪
「はっ、はーいと手を挙げる」
みんなゾロゾロと帰っていく中、呼ばれて残されたのは11人ほど
(最初72人ほどいたので、競争率は約7倍か)

部屋の右隅へ並ばされ、ポラロイド写真で顔写真を撮影してもらい
最初に書いたプロフィール登録用紙に顔写真が貼られる。

そして、長机の前に11人並んで座り
面接試験が始まる。
面接官は3人、最初の女性係員と、リーダー格らしい
30代の精悍な男の人(番組ディレクター?)、と
さっき写真を撮ってくれた男のスタッフ。

中央のディレクター?の男の人が
「まずは、みなさん、筆記試験合格 おめでとうございます」
みんな頭をペコリと下げる。
「この面接試験に合格されますと、2週間前後でハガキが
行きまして、アタック25本選出場者予備軍として1年間登録されます。
が、登録していても1年間お声がかからずに出れない場合もあります。
とくに、先ほどの筆記試験30点満点のうち、
点数の高い順番から出て頂きますので、29点28点の
人はまあ出れると思いますが、点数ギリギリで合格の場合は
1年間待っていても出れない場合もありますので、ご容赦を」

ひええー。真知宇は21点〜24点程度しか取れてないと思う・・・。

ここで、もう一つの悲劇が。真知宇の受験番号は「02」番
なので、真知宇が一番先に訳も分からず自己アピールしなければ
ならなくなったのである


男性リーダー「それでは、左端の○○○(真知宇)さんから
30秒から1分程度で自己アピール、お願いします」
真知宇、一瞬、げげっ!自己アピールなんかあるの?
何を言えばいいやら?しかも一番最初。
しかし、赤面したり、ロクにしゃべれなければ、
テレビに出るのは不適格として、この面接試験に落ちるかも知れない。
何かしゃべらねば・・・。

真知宇「近畿大学法学部の○○○真知宇といいます。
・・えーっと、この番組・・アタック25は日曜日の
昼間によく見てるんですけど、みんなと一緒に見ていた時に
問題が結構答えられたので、周りの人が出てみてはということで
応募しました。・・・(もうこの辺で終わりにしようと)
よろしくお願いします」(30秒程度?)

男性リーダー「えー、はい。(プロフィール用紙を見ながら)
近畿大学の学生?」
真知宇「はい」
サークル所属が「近畿大学司法試験研修所とありますけど、
司法試験か何か目指してるの?」
真知宇「え、いえ、資格試験とか、公務員試験の
役に立てばと・・」
男性リーダー「クイズ研究会とか何か入ってますか?」
真知宇「いえ」
男性リーダー「独学で?」
真知宇「えー、はい。雑学の本は好きなんで」
男性リーダー「そうですか、・・・就職活動は
どうするつもりですか?」
真知宇「公務員試験をいくつか受けていこうと思います」
男性リーダー「そうですか、公務員向け、やや表情がカタイですからね」
真知宇、しまったー、そういう風に見られたのかと思う。

男性リーダー「つぎに、隣の○○さん」などと次の人へ行く。
いろんな人がいる
「彦根市から来ました、○○です。株式会社△△で
総務の仕事をさせていただいています」
「立命館大学クイズ研究会の○○です。今3回生なんですけど、
先輩はともかく、同期ではまだアタック25出場者がいないので
挑戦しに来ました!」(うん、その心意気や良し♪)
「妻の陰謀にハメられまして、勝手に応募ハガキを出されまして」
(↑みんな笑う)
「予選案内のハガキが届いたと聞いたので、仕事先の秋田から
飛んで帰って来ました」
(なんと遠くから来る人がいるものだ)

面接官「これで、終わります。面接に合格されますと
2週間前後でハガキが届きます。また、それらの人は
本選出場者予備軍として、1年間登録されます」
「それでは、みなさん、お疲れ様でした」
「ありがとうございました」


梅田方面へと来た道を歩いて帰る。
「面接には合格できただろうか?
(受け答えは良かったか?テレビ出演不適格と
見なされなかっただろうか?)
仮に、合格ハガキが来ても、点数ギリギリだと
1年待っても、本選に出れないんじゃないだろうか・・・。」
などと あれこれ考えながら。

不安は募るばかりです




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